魚の釣り方

「魚をただ与えるのではなく、

魚の釣り方を教えてあげないことには、

いつまでたっても相手は自立できないままです。

だから、魚の釣り方を教えてあげるのが

本当の思いやりなのです」

よくある一般論ですが・・・。

残念ですが、この考えは

いついかなる時も正解、というわけではありません。

もちろん、「魚をあげる」というのは

いついかなる時も不正解なのですが。

 

まず、いついかなるときも

「魚をあげる」が間違いな理由ですが。

物乞いに望むものを与えると

ずーーーっと依存し続けるようになります。

で、厄介なのは、

あるとき、与えることをやめると

これまでの恩をきれいさっぱり忘れるばかりか

憎悪を爆発させるようになるのです。

よくある借金トラブルなんて、その典型で

これまでお金を貸していたのに

急に貸してくれなくなったから、という理由で

犯行に及ぶというのが定番ですよね。

「借金の返済を催促されてカッとなった」

なんて理由もありますが、

これは、情状酌量を期待しての建前で

死人に口なしをいいことに

自分の犯行に言い訳しているだけでしょう。

正直、貸した側にしてみれば

返してもらうことなんてあきらめているでしょうし。

でもって、返せないことだってわかりきっているわけで。

「返せ」なんて言うわけがないんですよ。

 

そんなわけで、

中途半端に恩情をかけてしまうと、

いつまでも寄生され続けるばかりか

それが途切れたとたんに逆恨みされるわけです。

たまったもんじゃないですよね。

だから、物乞いに施してはいけないのです。

 

 

魚は与えてはいけないのです。

 

 

で、次は、魚の釣り方を教えるのがダメな理由。

 

確かに、魚の釣り方を教えてあげることで、

相手は自分で食料を調達できるようになるかもしれません。

ですが、必ずそうなるという保証がありません。

そんな中で、

釣り竿を買わせて、釣りに連れて行くわけです。

相手に、お金と時間を使わせることになるわけですね。

当然、そこまでやったのであれば

結果が出るまで面倒を見る羽目になるでしょう。

あくまで世間の常識では、

面倒を見る義務は生じませんが・・・

釣り竿を買わされた側にしてみれば

「最後まで責任もって、面倒を見てくれよ」

と、なるわけです。

ただ、人間、向き、不向きというものがあって。

いくらやってもダメな人もいるんです。

だから、サッパリ魚が釣れないまんま、ということも

十分に考え得るわけですね。

そうなったとき、どうやって責任を取りますか。

釣り竿を買い取るんでしょうか。

ただ、果たしてそれだけで

相手はあなたをゆるすでしょうか。

「お前のせいで無駄な時間をつかったんだから魚をくれよ」

ってなりませんかね。

その結果、魚をあげてしまうと、

先のようなトラブルが待っているわけで。

あげないと、

これまた、先のようなトラブルに巻き込まれかねないわけで。

つまりが、魚の釣り方を教えて失敗させてしまうと

どっちに転んでも・・・という詰みの状態になりかねないのです。

 

以上のことから、

基本的に物乞いをしてくる相手に対しては

シビアかもしれませんが

関わらずに無視をすることを推奨します。

 

でもって、物乞いをしてくる相手というのは、

あなたのことを信頼しているからお願いするのではなく。

最悪、あなたならば踏み倒せる、と考えているから

お願いをしに来るのです。

したがって、あなたにしてみれば

友情の証として対応するつもりかもしれませんが。

相手にしてみれば、そんな友情など

みじんにも感じていないということがザラなのです。

 

もっとも、こんな狼藉者は、

あなたの周りには、たぶん1人もいないでしょう。

私は、かつてそういう知り合いが1人いて、

すごく嫌な思いをしました。

だからこそ、轍を踏まぬように、と思って

お話しさせていただいた次第です。

これからの友人づきあいの参考にしていただければと思います。

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